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しぁみこ
一人暮らし歴15年の40代会社員
 一人暮らし歴15年の会社員。1980年代生まれ。コロナでお給料が減ったことをきっかけに将来のお金について真剣に考えるようになり、お金にまつわる勉強を始めました。当ブログではお金の本のレビューや一人暮らしの家計・節約術などを発信しています。
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【感想】難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!【山崎元氏・大橋弘祐氏 著】

詳しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてくださいの表紙の画像

この記事は「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!」を読んだ感想記事でです。

「銀行には近づくな?!」

「がん保険は必要ない」

「宝くじはボッタクリギャンブル」ー。

お金に無知なわたしには、衝撃的な言葉が次々と出てきました。

金融ビジネスの”不都合な真実”をズバズバと教えてくれて、とてもためになる一冊。

2015年に初版、2017年に改訂版が発行された少し古い本ですが、お金との付き合い方の本質は変わりません。

しぁみこ

Kindle unlimitedでも読めるので、これからお金の勉強を始める方に、おすすめの本です。

注意点

本著は5年前(2017年)に発行されているので、おすすめの投資の銘柄、投資の方法などについては、情報が古い可能性があります。

投資に関するところは、本著は参考にせず最新の情報を見るようにした方がいいので、ご注意ください。

ただ、金融、保険、不動産ビジネスの裏側を暴露した部分個人が資産を作るための基本的な考え方については、今も十分有益な情報が得られるかと思います。

この記事を書いた人
  • 40代一人暮らし歴15年の会社員
  • コロナでお給料が減りました
  • 老後が心配でお金の勉強を始めました

この記事は3分で読めます
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「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!」の内容

本の基本情報

本著はお金のプロである山崎元さんが、お金の素人である大橋弘祐さんに、資産の作り方について分かりやすく解説している本です。

しぁみこ

先生役と生徒役のコミカルな会話形式で展開されていて、専門用語もほとんどなく、スラスラと読めました。

「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!」の著者の経歴がすごい!

難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!は2人の著者の共著です。

この本を読む上で、2人の経歴が話の内容に深く関わってきますので、ご紹介します。

山崎元氏

著者の一人である山崎元さんは、東大出身で現在楽天証券に勤めているすごい経歴の持ち主です。

山崎元(やまざき はじめ)氏の経歴
  • 東京大学卒業
  • 金融業界で12回の転職(三菱商事、野村投信、住友生命、住友信託、シュローダー投信、バーラー、メリルリンチ証券、パリバ証券、山一證券、第一勧業アセットマネジメント、明治安田生命、UFJ総研)
  • 現在は楽天証券の研究員

山一證券在籍時には、同社の自主廃業も経験されたそうです。

しぁみこ

これだけ金融業界を見てきている方なので、話に説得力があります。

大橋弘祐氏

生徒で聞き手役となっている大橋弘祐さんもユニークな経歴の持ち主です。

大企業で働いていましたが、本が好きで「”安定”を手放してもいい」という気持ちで、出版業界に転職されたそうです。

大橋弘祐(おおはし こうすけ)氏の経歴
  • 立教大学卒業
  • 作家・文響社のエンタメ実用編集部長
  • 前職はNTTドコモの広報・マーケティング職

ご自身の「老後のお金の不安」から、「お金の専門家に今から自分にできることを聞きたい!」と思い、この本の企画を思いついたそうです。

しぁみこ

わたし自身「老後のお金」がとても心配なので、親近感が湧きました•••。

専門家からの一方的な説明なのではなく、自分と近い立場(?)の”素人目線”で書かれた本というところが、本著の魅力だと思いました。

「詳しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!」から学んだこと3つ

こちらでは「詳しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!」から私が学んだこと3つをご紹介します。

同著は次の5章で構成されています。

  1. お金を安全に持っておく
  2. ちょっとリスクをとって運用する
  3. お金を使う
  4. トクする制度を使って実際に買ってみる
  5. 年金と確定拠出年金

①〜③章が「金融ビジネスの裏側」や「お金を増やす基本的な考え方」、④と⑤章が「NISA」や「確定拠出年金」の話が中心となっています。

しぁみこ

個人的には①〜③章がとくにおもしろかったです

1、お金を正しく運用したかったら、銀行には近づかない

一番勉強になったのは、

銀行の窓口では金融商品を買ってはいけない

ということでした。

しぁみこ

わたしは今まで「銀行」ってなんだか「顧客に不利なことはしない」と、無条件に信頼していました•••。

でも確かに銀行のビジネスモデルって、

  • 金融商品の手数料
  • 借金の金利

ですよね。

そこから銀行員の人件費に充てられていると考えると、山崎氏がすすめるようにネット証券が賢い選択なのだと納得しました。

2、がん保険には入らなくていい

山崎氏いわく、

がん保険は入らなくていい

とのことです。

ただし、保険に入らないで浮いたお金を自由に使うのではなく、貯金に回すこともあわせて勧めています。

保険に入ったと思って保険料分を貯金したほうが、保険会社の懐に入る手数料分を貯金してることになって、はるかに合理的。

「図解・最新 難しいことはわかりませんがわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!」より

民間生命保険の医療保険では、掛け金の半分近くが自分の保障以外(人件費、CMの女優さんの出演料、保険詐欺の証明できない分など)に使われているのだそうです。

がんになる確率は2分の1。

保険会社に払うより、自分で貯めて、がんにならなかったら別のことに使えた方がおトクなのだとわかりました。

しぁみこ

ただし保険に回す分を自分で貯めないといけないそうです。
その分好きなことに使っていいわけではないんですね•••。

手持ちのお金を全部使ってしまいがち(貯金が苦手)な私には「そこがちょっと課題かな•••」と思いました•••。

しぁみこ

ただ、山崎氏は保険会社にも勤めていた経験がある方なので、説得力があるなーと思いました。

3、宝くじは “ボッタクリギャンブル”

山崎氏いわく

宝くじは「経済的な観点から言うと絶対買わない方がいい」

なのだそうです。

宝くじは法律で還元率が50%を超えてはならないと定められていて、実際の還元率は45%くらい。つまり、宝くじ1万円分をずっと買い続けたとしたら、平均で4500円くらいになる。

「図解・最新 難しいことはわかりませんがわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!」より
しぁみこ

わたしはよく「宝くじで5億円当たったら何に使おうかな〜♪」と妄想しています•••。

最近はあたらなすぎて、買わなくなったものの、以前は億万長者を夢見てよく宝くじを買っていました。

実際の還元率は45%というのは初めて知りました。

数値のデーターに基づくと、宝くじで一攫千金を狙うよりも、コツコツ投資信託をした方が賢いのだと学びました。

まとめ|【感想】難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!

というわけで今回は、「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!」の感想についてお伝えしました。

5年前の少し古い本ではありますが、金融ビジネスの裏側や、資産の作り方の基本的な考え方は今もとても参考になる一冊だと思います。

コミカルな会話形式で、素人目線で書かれているのでとても分かりやすく、スルスル読める内容です。

Kindle unlimitedで読めますので、興味がある方はぜひ一度チェックしてみてくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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